「ゼニカルのジェネリック医薬品ってあるの?」
どうせ薬を服用するなら、なるべく安くで購入したいですよね?しかし、病院ではゼニカルのジェネリック医薬品は購入できません。
この記事では、ゼニカルのジェネリック医薬品の種類と買い方・そして気になる相場価格まで解説しています。
ゼニカルには数種類のジェネリック医薬品がある
ゼニカルには、ジェネリック(後発)薬が開発されています。ゼニカルのジェネリック医薬品は、下記の通りです。
- ビーファット
- スリムトリム
- オベリット
- オリサット
- オルリガル
「ビーファット」「オベリット」の2種類は、Intas社が製造・販売する後発薬で、この会社は2000年に創業してインド・アフマダーバードに拠点が置かれています。
「スリムトリム」はGerman Remedies社が製造・販売していて、この会社はインドとアメリカ合衆国が拠点です。
「オリサット」はBiocon社により製造・販売されているジェネリック薬。バイオコン社は化学メーカーで、アイルランドのMarigot社を中核とする企業グループに属しています。
「オルリガル」はSignature Pharma社という製薬メーカーが製造・販売するジェネリック薬です。

上記の薬剤は、いずれもゼニカルのジェネリック薬として開発されたものです。先発薬のゼニカルと同じ有効成分が用いられているので、高いダイエット効果がえられます。ジェネリック薬は、先発薬のゼニカルの代わりに使用できるのです。
ゼニカルは、世界的に人気を集めているダイエットピルのひとつで、効率的に痩せられると話題になりました。 スイスの有名な製薬メーカー・ロシュ社が製造しています。
しかし、上記のジェネリック薬の製造元は、別の会社です。多くのジェネリック薬は、人件費の安い開発途上国で生産されているので、製造コストが抑えられる分だけ安い価格で販売されています。
ジェネリック医薬品は開発費などの製造コストが抑えられているので安い
ゼニカルには、数種類のジェネリック薬がそれぞれの会社から製造されていて、商品名やパッケージが違います。しかし、いずれの製品も先発薬と同じようにダイエット効果が得られます。
他の薬の後発薬の中には、既に厚生労働省に承認されていて、日本国内の医療機関や調剤薬局でも処方されているケースがあります。


ゼニカルの後発薬は、日本の厚生労働省によって承認されていません。医療機関で処方されるのは先発薬のゼニカルです。そのため、美容クリニックなどではゼニカルのジェネリック薬を入手することはできません。
ジェネリック薬とゼニカルは有効成分が同じ
ゼニカル・ジェネリックは、ゼニカルと比べて3割程度安いですが、有効成分の種類と配合量は全くゼニカルと同じです。

ゼニカルに含まれている有効成分は、オルリスタットと呼ばれる化学物質です。1錠あたり120mgが配合されています。オルリスタットは、腸内で脂肪分を分解して消化するための酵素「リパーゼ」に作用することで、食物に含まれる脂肪分の吸収を防ぐのです。
ゼニカルを服用すると、食事で摂取した脂肪分の約3割が消化・吸収されずに体外に排出されます。脂肪分の3割が吸収されなくなるので、油分を多く含む物などを食べる人であれば、ダイエット効果が期待できます。服用をしても食欲が失われることがないので、通常通りに食事をとることができます。
- ゼニカルの有効成分・オルリスタットは、脂肪分の吸収を防ぐ
- 吸収されなかった脂肪分の約3割は体外に排出される
オルリスタットは高カロリーの脂肪の消化・吸収を阻害する働きがありますが、ビタミンA・D・E・K・βカロテンなどの脂溶性ビタミンの吸収率も悪くなります。
ゼニカルやジェネリック薬を服用するとビタミンが不足するという副作用があるので、栄養補助剤も一緒に摂取することが好ましいです。副作用はジェネリック薬でも全く同じなので、服用期間中は脂溶性のビタミン不足に注意をするようにしましょう。

オルリスタットは食物に含まれる脂肪分の吸収を防ぐもので、炭水化物やタンパク質は普通に消化・吸収されます。肥満の原因がタンパク質や炭水化物の過剰摂取である場合には、十分なダイエット効果が得られにくいです。

一般的にジェネリック薬は、有効成分の種類と配合量の点で先発薬と同じになるように調整されています。しかし、吸収スピードが違うため、効果の持続時間や即効性の点で違いが生じる場合があるのです。特に血液に溶けて全身に運ばれるタイプのお薬では、先発薬とジェネリック薬で効果が持続する時間に違いが生じる場合があります。
ゼニカルは、有効成分が血液中に溶けて全身に運ばれるのではなく、食べ物と一緒に腸に運ばれて酵素に作用するタイプのお薬です。このため、先発薬とジェネリック薬では大きな違いはないと考えられます。

ジェネリック薬は、先発薬と比較すると、2割から4割程度安い値段で販売されています。日本ではゼニカルが高価なので、オルリスタットが含まれる安いジェネリック薬を海外から個人輸入して利用する人が多いようです。
ゼニカル・ジェネリックのほうが圧倒的に安い
ゼニカルとゼニカル・ジェネリックの価格を比べた場合、ゼニカル・ジェネリックの方が圧倒的に安いです。
美容クリニックでゼニカルを処方してもらう場合には、1錠あたり200円から500円。1錠あたり350円に設定されている場合が多いです。これに対して、ゼニカルのジェネリック薬であれば、1箱あたり3,000円ほど(1錠あたり71円)で販売されています。

ジェネリック薬1日あたりの費用の目安は、200円ほどです。ちなみに、有効成分が半分(60mg)のジェネリック薬も販売されていますが、120mgが配合されているタイプと値段はほとんど変わりません。
ゼニカル・ジェネリックは、国内の医療機関では入手できません。しかし、医薬品の個人輸入代行業者を利用すれば、先発薬のゼニカルやジェネリック薬も入手できます。
ゼニカルのジェネリック医薬品は厚生労働省に認可されていないので病院では入手できない。
海外通販をする場合、先発薬のゼニカルは、42カプセル入り1箱単位で5,000円から9,000円で1錠あたりに換算すると120円から210円ほどです。
高価な先発薬であっても、海外から個人輸入した方が安く入手できます。ただし、先発薬の値段には特許料や開発費用が含まれているので、ジェネリック薬よりも高価です。
日本国内の美容クリニックでゼニカルを処方してもらう場合には、1錠あたりの値段は350円前後で、1箱あたりに換算すれば14,700円です。美容クリニックで処方してもらう場合と比較すると、1箱あたり3,000円程度で販売されているジェネリック薬は、圧倒的に安い価格であることが分かります。
美容クリニックで処方してもらうのとジェネリック薬を個人輸入する場合を比較すると、1回あたり300円も違います。3か月間分の薬代を比較すると、トータルで5万円以上も差が生じるのです。

ダイエット薬は、一定期間にわたり服用を続けなければ十分な効果が得られません。1日あたりの料金の差は200円から300円程度で、長期的に見るとジェネリックを活用することで薬代を大幅に削減できます。
ゼニカルは、日本の美容クリニックで診察を受けて処方してもらう形で入手することができます。美容専門のクリニックであれば診察料が無料である場合が多く、支払うのは薬代だけです。ただし、美容クリニックで処方してもらう場合には診察料が薬代に上乗せされています。ジェネリック薬には特許料・開発費用や診察料などが含まれていないので、先発薬と比べるとかなりお得です。
まとめ
ゼニカルにはいくつかの種類のジェネリック医薬品があります。いずれも、製造会社が異なるだけで、大きな違いはありません。
ゼニカル・ジェネリックとゼニカルは同じ有効成分を用いられているので、効果・副作用などに大きな差異はありません。
しかし、ゼニカル・ジェネリックとゼニカルの価格差は大きく、ジェネリック医薬品の場合はゼニカルの1/3ほどの価格で購入できます。ゼニカルのジェネリック医薬品は病院処方では入手できませんが、海外通販で購入が可能です。